車での尾行

群馬県など地方では、まず対象者は車で移動します。
自分は、車での尾行時は自分の車と対象者の車の間に1台入れるようにしてます。
本当は直後が良いに決まってますが、ドライバーは頻繁にバックミラー・サイドミラーを見るので、印象に残ってしまうからです。
2台入れると、信号で止められる危険が高まるので、1台が基本でしょう。

車での尾行は、本当に難しいです。
間の1台が右折・左折でいなくなってよく真後ろになってしまい、次の信号を見ながら余裕で通れそうなら距離を開けるし、点滅などで変わりそうなら距離を詰めたり調節が難しい。

その日は間に入れた1台の車がもたもたしていて、もう2台間に入られて信号で止められ見失いました。
その方角に猛スピードで追ったが、時すでに遅し。久々の大失態、、、。
でもついてたのが、明らかに駅に向かってたので、駐車場に入っただろうという予測ができました。

駅の周りを一周してくまなく捜索するも、対象者の車は無し。
駅に車を停めて、走ってあらゆるコインパーキングを見て回るも車は無かった。
この時、頭の中でこの音楽がずっとかかりっぱなしでした。

なぜ刑事ドラマのテーマが?
「探偵物語」ではなかったのが不思議で、なぜか苦笑い。

最後に残った10何階もあるタワー駐車場。
ここだけは徒歩では無理で、金払って車で入るしかないです。
「あってくれ、、、」祈りながら8階にやっと対象者の車を発見しました。
良かったです。
しかも30分程で帰ってきたので、見逃したのは1時間ほど。
このまま駅前のホテルでも入られてたら、目も当てられないところでした。
車の尾行は、この様にとても困難です。
前はよく2台体制で尾行しましたが、最近は1台で2人体制で尾行してます。
このような時、もう1人が機敏に動けるし、見てくれてる人がいれば、運転者は運転に注意を注げるからです。
新年早々、運が付いてるのか付いてないのか。
今年も依頼者の為に全力を尽くします。

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