今日、探偵の仕事道具として七つ道具に入れても良いものに、小型GPS発信機があります。
自分がこの仕事を始めた時には既にあったし、当たり前の道具として使ってますが、うちの会長さんやベテランの探偵からは、「GPSなんかに頼ったらだめだ」とよく言われます。
自分も頭では分かってますが、ついつい頼ってしまい、反省しています。
群馬県など地方では、自分もそうですが車は足代わりであり、歩いて5,6分のスーパーにも車で出かけます。
その為、行動調査の尾行は車主体であり、GPSが必要不可欠となってます。
普段運転する人は分かると思いますが、バックミラー、サイドミラーで後方確認は常にしてるので、直後の尾行は避けて間に1,2台入れるのが安全策です。
1,2台以上間に入れると信号で、特に右左折で失敗する可能性が増えてしまいます。
この為通常の車の尾行は、2台ないし車とバイクなどで入れ替わったりして行わないとスムーズな尾行は難しくなります。
それが、対象者にGPS発信機を付けておくと、道と方角を押さえておけば、距離を置いた気付かれない尾行ができて楽です。
これを読んで、素人さんが真似しないでくださいね。
探偵は「探偵業法」という法律で、依頼者に報告する業務の一環として認められているし、またやみくもに対象者の車にGPSを付けているわけではありません。
浮気調査の依頼者のパートナーのみに許される手段です。
なぜかというと、車は夫婦の共有財産であり、片方の許可があり、また夫婦の貞操権を犯しているパートナーの行動調査という大義名分があって初めて認められる行為です。
しかし、GPSに頼りすぎて、楽な尾行に慣れてしまい、「停まったら追い付けばいいや」という尾行になりがちで、尾行の技術も上達しないし、また大事なホテルに入るところの証拠写真を逃してしまいかねません。
そこで、精度は少し落ちますが、安い小型GPS発信機で、経費削減と尾行技術の上達を目指します。(結局使うんかい(笑))
このライターとコーヒーカップの間の黒いのが、小型GPS発信機です。
精度の良い値段が10万以上するものから比べると、格段に小さいです。
昨日届いてテスト中ですが、まだ移動で使用してませんが誤差10メートルほどで十分使えますね。(小さくて軽いので、強力両面テープで金属以外でもいけるかも)
宣伝したくないのでメーカー名は消してありますが、知りたい人は連絡ください。
SOS機能も付いているし、ストーカー被害対策としても使えるのではないでしょうか。SOSボタンを押すと、受信者のサイトで警報が鳴ったり、あらかじめ登録しておいた携帯にショートメールを送ったりできます。
もしかしたら、同業者から多数問合せが来そうだな。もう少しテストして良さそうなら買い占めておこうかな。