最初の尾行

この仕事をしていていつも思うのだが、依頼を受けて最初に対象者を尾行する時が最も緊張するし、探偵という仕事の醍醐味を感じる瞬間です。

まず、依頼者から預かった対象者の写真を何度も見て記憶することが大事です。この時に色んな表情のバリエーションがあればすごく助かるが、無い場合はある程度笑った顔や横顔などは想像で記憶します。身長・体重、癖や歩き方等も依頼者からよくヒヤリングしておくことも重要です。
1度生身の人に接すれば大丈夫だが、最初に写真だけから対象者を見つけることは、記憶と集中力の勝負です。

対象者が女性の場合なら、なおさら緊張します。
女性は撮られると分かっている写真では、一番よく映る角度と表情を作っているからです。
化粧や髪形によって全然違く見えることがあるので、普段使っている服やカバンまで聞いておくことも大切です。

尾行の基本は、服やカバン、足元を見て追うことが良いと思います。
顔や上半身ばかりを見て尾行していると、とっさに振り向かれた時に視線を合わせてしまう危険があるし、また意外と人間は視線を感じるので、悟られない効果の為にも自分の視線には気を配る必要があります。
それに女性の方が、周囲への警戒心が強いので、女性の尾行には帽子・メガネ、替えの上着等、細心の注意を払います。
長く尾行していると、まるで自分がストーカーにでもなった気分になってくるし、尾行は同性のほうが良いですね。

猫の写真撮影の画像

あ~、猫にでも化けられたら写真撮影も楽なのにな。
いや、余計目立つか。

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