探偵と倫理

探偵社の広告

台風一過で、ものすごい良い天気でしたね。
ただいまホームページリニューアル中で、調査以外は時間を目いっぱい取られてまして、ブログの更新ができない状態です。
リスティング対応で新ページを製作中です。
リスティング広告という言葉は聞いたことがあると思いますが、googleやyahooの検索エンジンの検索結果の上位に表示される広告で、URLの先頭に「広告」と付いてるサイトは、検索キーワード毎に1クリックされると課金されるシステムの広告のことです。
「探偵 群馬」「探偵 浮気調査 評判」などキーワードによって入札制で広告料が違います。
結果に結びつきやすいキーワードほど高く探偵が付くと1クリック数千円もかかるんです。100クリックで数十万円もするので、自分は払えませんのでやりません(笑)

自分がやっているのは、キーワード毎にSEO対策を施したページを作成しています。
この作業をしていて、ある探偵社が余りにもえげつないので記事にしたくなりました。
全国的にも有名な大手探偵社ですが、ほとんどの「探偵」が絡むキーワードに広告を出しています。
こいつら、一体広告にいくらかけてるんだろう?
「この探偵社に行ったら、調査料金高過ぎで断って来ました」という依頼者もいたので悪評は知ってましたが、これだけではなく、ランキングサイトでもほとんど1位となってます。
探偵社は守秘義務もあるし、業績も公開なんてするわけがないので、第三者が評価できるわけがないので、ランキングサイトは、自作自演かランキングを売って商売しているサイトのどちらかがほとんどです。

これだけの広告料を使っていたら、聞いた調査料金も頷けますね。
しかも、やり方がちょっとせこいですね。
これは、うちの社名「シークレットジャパン群馬」で検索した結果です。
リスティング広告

可哀そうだから、URLや説明は塗ってあげました(検索して見ればバレることですが(笑))
人の社名で1番最初に表示されるように金払ってるんです。
広告なので、目立つことが大切ですが、ここまでしなくてもと言う感じですね。

うちの探偵社だと間違えてクリックしてきたら、儲けものということだろうか?
(と言うか、当探偵社もここまで認められたということは、まんざら悪い気はしないが、、、。)

こんなこと言ってる場合じゃないな。
探偵社に依頼するなんて、そうあることではない人生の岐路と言っても良い大変な問題ですので、ご自分で実際に問い合わせて、慎重に検討してください。
自分の目と耳で確認して、よく考えることが大切です。

新ホームページ

探偵は高崎にいる

総合探偵社シークレットジャパン群馬は、新しいホームページを作成して公開しました。

https://secretjapan-g.jp/

今までのホームページは、全て自分でデザインして試行錯誤で作った為、とても愛着があり気に入っていたのですが、スマホで見た時に少し見づらいという難点がありました。

昨今では、WEBサイトの閲覧率の比重がパソコンよりもスマホに圧倒的に偏ってきた現状を受けて、スマホでの見易さと問合せに重点を置いて、パッケージを購入しました。
ある程度要望を出して作ってもらったのですが、やはり探偵業は特殊である為、写真や言葉などすべて自分の表現に直す作業に追われていました。

探偵はサービス業ではあるとは思いますが、「お客様」という表現が好きではないし、ピンとこないので全て「依頼者」に変更しました。
我々探偵は、相談者の内容によっては平気で断りますし、犯罪につながるような依頼や私利私欲のために工作する依頼も受けません。
ほんと、変わった不思議な商売です。

まあしばらくは、まだまだ以前のホームページがgoogleには認められて検索に出てくるので、二本立てで運用していきます。
このgoogleに認められるというのは凄く重要なことで、SEO対策と呼ばれていますが、これからの商売はこのSEO対策を攻略しないと商売は成功しないといっても過言ではない時代になっています。

経費も掛かるので、ゆくゆくは新ホームページに全てまとめていきたいと思います。
これからもシークレットジャパン群馬をよろしくお願いいたします。

ストーカー被害と年齢

ストーカー被害 ばあちゃん

昼過ぎから落雷と急な雨。
自転車での出勤を悔やんでいたら、一本の依頼電話がかかってきました。

「あ、シークレットジャパンさん? 頼みたいことがあるのよ。」
『どういったご用件ですか?』
「実は十数年、ストーカー被害にあってるのよ。」
『十数年ですか。それはずいぶん長い間ですね。大変だったでしょう。』
オウム返しの後、相手の気持ちを代弁して話を広げさせる高等テクニックで切り返した(おおげさか(笑))
でもその後、このテクニックをすぐ後悔する羽目に陥ったのです。

「そうなのよ、私は今、79歳で年金暮らしなんだけど、17年前に夫を亡くしてね、61,2だったかしら、そのころはお店を切り盛りしてて~~~ああでもない~~~こうでもない、、、、、それでね、~~~」
(やばい、火を点けてしまったらしく、機関銃トークに早くもグロッキー状態。)

要は、このご婦人、未亡人となってから現在に至るまで、ずっといろんな人や組織に付きまとわれていると言うのである。
外に出ると、いつも同じナンバーの同じ車がよく止まっていて、通り過ぎると小さくクラクションを鳴らして、もう1台の車に合図しているらしい。
スーパーに買い物に行っても、美容院に行っても、誰かが付いてきているのだそうだ。

『スーパーにもですか。しつこい人たちですね。どうしてそこまで付きまとうんでしょうね。』
(しまった、また使ってしまった。)
「それは、その、つまり、はっきり言って私が魅力的だったんでしょう。でもね、いまじゃあ年金暮らしのしがないおばあちゃんでね、でもいい加減頭に来てね、仕返ししてやりたいのよ。警察にも行ったのよ、そうしたら全然相手にしてくれないし、婦人110番みたいな電話相談も教わったけど、全然話にならないわ。それでね、~~~ああでもない~~~こうでもない、、、、」
(だめだ、だれか早くタオル投げてくれ!)

俺の悲痛な叫びも虚しく、このご婦人の熱弁は2、30分ほど続いたであろうか。
結局何が言いたいかといえば、警察でも相手にされないし、近所でも呆けたばあさんと思われてるし、あなたに調査して欲しいということです。
今は年金暮らしでまとまったお金はないが、証拠をつかめば、慰謝料を取れるから、それで調査料金を払うと言うのです。
う~ん、何とも困った依頼ですが、このご婦人、不思議なのは、自分を客観的に見て評価したり、相手がどう思ってるかも的確に理解していることです。
自分は、父親によって認知症の酷さも経験してるが、この人はすごく軽度で、ストーカーされているという妄想以外はとてもまともでした。

ちょっと会ってみたくなりましたね。きっと若い頃は本当に綺麗で魅力的だったのだろうと想像しました。
付きまとわれていたのも事実かもしれません。(十数年や現在もは、違うでしょうが。)
「高崎フリモ」の広告がカッコ良かったから電話する気になったと言っていました。
(おばあちゃん、ありがとう!)

『すいません、難しすぎて自分には無理です。』と丁重に断ると、「そう、残念ね、探偵さんなら出来ると思ったんだけど、、、。お忙しいところ、すいませんでした、ではおじゃましました。」

『あ、ちょっと待ってください。自分は母親と暮らしてたんですが、去年88で旅立ってしまいました。母は、80代でNHKの放送大学をやりだして、「この年で大学生よ。」と楽しそうでした。いくつになっても、楽しいことは見つかりますよ!うちは、相談無料だから、困ったことがあったら、また連絡していいですよ。』
思わずこんな事を、、、。(明日から少し不安です。)
このご婦人、なんか樹木希林を想像してます。
すいません、無断で記事にしてしまいました。
早く心の平穏が訪れることを願ってます。
樹木希林

探偵と犯罪

探偵 の仕事、面談の画像

探偵の仕事というと、どう定義しますか?

2007年に施行された探偵業法には、「他人の依頼を受けて、特定人の所在又は行動についての情報であって当該依頼に係るものを収集することを目的として面接による聞込み、尾行、張込みその他これらに類する方法により実地の調査を行い、その調査の結果を当該依頼者に報告する業務」と記されています。 ⇒探偵業法とは

第7条の「依頼者から調査の結果を犯罪行為や違法な差別的取扱い、その他の違法な行為のために用いない」というところがとても大事です。
最近では、2012年の「逗子ストーカー殺人事件」で探偵がストーカー本人からの依頼を受けていました。 ⇒「逗子ストーカー殺人事件」

我々探偵としては、とても恥ずべき事件というより、結果として悲惨な結末を引き起こしてしまったという、殺人者の共犯になりうる危険な仕事だと肝に銘じています。
依頼者との面談でなぜ見抜けなかったのか、また金に釣られたのか分かりませんが、探偵は人間観察のプロにならないと駄目だと思います。
我々シークレットジャパン群馬でも、「調査結果を犯罪や違法・差別行為に用いない」という内容の利用目的確認書を依頼者と取り交わしています。

探偵の仕事は、不倫・浮気などの人間の行動を監視したり、証拠を押さえて真実を明らかにしたり、警察の介入できない民事の案件(ストーカー、いじめ、DVなど)の対策を講じたり、失踪者・家出人の行方調査など、要は困っている人の人助けだと思っています。
また、当社でもそうですが、面談して悩みを聞いて助言をして、依頼者も誰かに悩みを打ち明けてスッキリしたのか、結局仕事に結びつかないケースが多々あります。自分は、心理学も少しかじったので、カウンセラーなら相談料がとれるのにと思うことが正直あります。

悩みとは、誰かに打ち明ける行動がとれたことで、8割方解決したも同然だと思います。犯罪を未然に防いだり、もしかしたら自殺者を引き留めることもできるかもしれない、大切な防波堤の役目もある仕事だと自負しています。
シークレットジャパン群馬では、電話・メール、面談での相談は無料です。
困ったことがあれば、お気軽にどうぞ!

ストーカー 事件の陰にゴミ

ストーカー 対策

家に帰ったら、台所に大きなゴミ袋が二つ、、、。
しまった、朝出そうと思って台所に運んでおいて忘れてしまった。
二連チャンで忘れられたゴミ袋を見てたら、ストーカー 事件を思い出しました。
シークレットジャパン埼玉に依頼があって、グループ合同で調査にあたり、TV放映されたストーカー 事件です。(良かったら、ホームページに詳細があります)
このストーカー はゴミを漁って被害者の個人情報を獲ていました。

我々探偵も、仕方なくゴミを漁って対象者の氏名、住所、暮らし(一人かどうかなど)を調査する事があります。
ゴミ漁りではカッコ悪いので、「ガーボロジー」と言います。考古学からきた言葉で、遺跡から当時の生活などが分かるということから、こう呼ばれるようになりました。
自宅でも会社でも、ついグシャグシャに丸めただけでゴミ箱に捨ててしまうことありませんか?
ハガキや封筒、銀行の明細書などシュレッダーして捨てた方がよいでしょう。

ゴミは情報の宝庫だということをよく覚えておいて下さい。

話題は少しずれますが、自分は以前川崎に住んでいたころ、そこはホームレスが多くいて空き缶などゴミ置き場は争奪戦といった様相でした。
粗大ごみは、廃棄物処理券みたいなのを500円ぐらい払って所定の場所に出すのですが、出したと同時に空き缶業者に持ってかれてたので、500円いらないなと思い、次は買わずに出したらいつまでも残っていて、結局家に持ち帰ったという苦い思い出があります。
壊れたステレオのアンプだったのですが、彼らの相馬眼というか鑑定力は侮れません。

みなさん、ゴミを出すときは慎重に!

ゴミ置き場の画像