浮気の結末

白状すると、普段調査する側ですが、最近浮気をしました。

と言っても、通う病院の浮気です。どうも父親から前立腺肥大という病気を受け継いでしまったらしく、2,3年前から夜の頻尿に悩まされて、泌尿器科に通院して薬をもらってますが、ある理由から病院を変えてみました。

その病院が記事にしたくなるほどの施設なんです。まず、外観は築何十年かという建物で、中に入るとタイムスリップしたかのような昭和感なんです。今時珍しい手書きの病気の説明やら受付の看護婦も瓶底眼鏡で、危うく噴き出すところでした。

病院の診察道具

診察にきた先生も、一種独特のオーラを放っていて、いきなり「そこに寝て、ズボンとパンツを膝までおろして!」と、、。「はぁ?」泌尿器科なんで仕方ないが、なんか屈辱だよね。(昔、痔になった時、診察台でパンツまで下ろして四つん這いになり(いわゆるグラビアアイドルの女豹のポーズ)、先生がリモコンを操作したら、そのままの体勢で診察台が上に上がった時以来の屈辱感)
まあでも、タオルをかけてくれたので良しとするか(でも、若い看護婦の視線がやけに気になり、この病院大丈夫なの?)

その後がさらに衝撃的でした。前立腺肥大の写真入り医学書のようなものを持ってきて、「この写真を指差して指を写真に押し当てて下さい。」と言われてその通りにすると、その先生は金属の細長い棒で、その先に金属の玉が付いてるやつを、まるでダウジングのように、俺の指のところで振り出しました。
「次は、この写真を指差して!」と、また真剣な顔でダウジング、これを4,5回いろいろな症状の写真で繰り返してから、一言。

「君は前立腺肥大の症状が出ていない。」
う~ん、何と答えてよいやら、、、。呆気にとられたが、最近本当に夜中に一度もトイレに起きなくなり、治ったんじゃないかと淡い期待をしてたが、本当に治っていて、この人、凄い人かもしれないと思い始めました。
「薬を止めてみるのも、一つの手だね。一応家の前立腺肥大用の薬を出しておくから少し様子を見ましょう。」ということでした。

それから1週間ぐらいその薬を飲んだが、全く今まで通りに頻尿症状も出なかったので、先生に言われた通り、薬を飲むのを止めてみました。
がしかし、2日後にはまた頻尿の症状が、、、。残念ですが治ってなかったようです。浮気をすると、このように得てしてつけが回ってくるものです。気を付けましょう。

不思議なことに、こんな面白い病院の口コミがネット上に1つも見当たらないんです。どういうことなんだろう?
ひょっとしたらこの先生、凄いハッカーで全て消しまくっているのか、それともダウジングの力なのか。
一回浮気したので、元の病院へは行きづらいし、違う病院を探します。このダウジング病院へは2度と行かないのは言うまでもありません。

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